トレインワーケーションへの参加


近年改めて注目されている言葉、「ワーケーション」。
働く場所の制限がなくなってきた時代だからこそ、働き方を自由に選択できる。仕事(ワーク)と遊び(バケーション)を掛け合わせた言葉からも、遊びを通して得られる経験や癒しで着想を得たり、心の豊かさが醸成される新しい文化であることがうかがえます。生活から仕事のヒントを得ることは普段から意識していたものの、言葉として定義されることで自分自身の働き方や考え方を振り返る機会に繋がりました。2/24-2/26、長野県千曲市で開催された「トレインワーケーション」のお知らせを聞きました。
しなの鉄道の観光列車「ろくもん」を貸切り、絶景と信州産の食材を味わいながら豊かな働き方を感じる体験会があることを知り、迷わず参加を決めました。なかなか乗車機会がない観光列車。流れる景色を眺めながら、長野の風景をデザインに活かすことができそうだとメモをとる。参加者と交流を重ねることで、家の相談をいただいたり、地域の方から地元の話を聞ける。外に出るからこそ得られる経験はこれからも大切にしようと改めて感じた3日間でした。

長野で得たアイディア

設計や空間デザインを語る上で外せないもの。それは、建物が存在する土地の成り立ちや情景です。家々が醸し出す風合いを活かし、その土地と共存する景色をつくる。そんなことを意識していると、建物から木材の選び方、使い方、地域特性、住む人の息づかいなど風景からストーリーを感じ取ります。今後も千曲市ワーケーションは定期開催をするようなのでまた伺い知見を持ちかえってきます。

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