背景

映画の製作会社さんから作中の景観を一緒に考えてもらえないかというお話をいただき、要望にお答えしました。 ご要望されていた東京の正月風景の景観を考え、お正月のしめ飾りや門松づくりからデザインし、景観つくりに携わりました。

設計・施工時のポイント

大道具さんや美術さんが映画の舞台をつくっているなかで、私たちの建築領域のデザインをどう同居させ、混ざり合えるかを考えたときに、お正月の暮らしをつくろうと決めました。天然の素材・マテリアルにはこだわりたいと考え、千葉県の山から切り出した真竹を取り寄せ、自生してる松などをふんだんに使い、4Kの映像にも映える立体的な景観にしていこうと考えました。
鳶頭がお正月につくるしめ飾りの文化を景観に持ち込み、誰も意識したことのない映画界のお正月景観が、今までにない新しい価値をみつけることにつながるというストーリーを設計しました。

【角川撮影所・日光江戸村景観デザイン】
設計:鳶髙橋
所在地:栃木県日光市
用途:撮影
施工:2020.10
髙橋慎治/景観意匠デザイン設計
三堀匠/景観施工・門松 アート

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