背景

リモートワークがスタンダードになりつつある今、住む場所は駅チカ、都心でなくても良くなるはずです。 そんなことを考えながら郊外を歩いていると、都会にはない凛とした、清涼感のある風が吹く自然豊かな高台を見つけました。 「晴れた日の小さな風さえも暮らしの景観デザインにしていこう。」 木漏れ日が差し込む光の明暗、菜の花の香りを待つ静かな町・・・デザインの可能性に心が沸き立ちました。 尾根の小道・雑木林を歩き、絶景と同居する、健康的に暮らす日常の地の実現を目指し、分譲用の用地を開発して行こうと話しました。

設計・施工時のポイント

本案件は、敷地の用途を変更することから始まり、県庁の許可をとるなど関係各所に対する許可申請業務が多くありました。不動産業務は、はなみずき不動産が行い、宅地16区画の造成工事を行いました。分譲地の用地では、売主さんの考えをきちんと知り、希望を伝えてもらうことが大切になります。思いの継承と必要手続きを正しく踏んでいくことが求められる現場でした。

【宅地造成分譲地開発】
所在地:神奈川県綾瀬市
雑種地:畑
土地利用計画面積:2580㎡
高橋慎治/デベロップメント・建築プロデュース

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